今でもアイドレスシーズン1のごく初期に整備されたものを使用してはいるが、シーズン2・ターン14の現在における歩兵にはさらに新たな装備も配備され、大きく歩兵のあり方を変えていた。
まず、ウォードレスの一般装備化。
ターン5に当時の都築藩国―現在の満天星国―によって開発されたウォードレス・陽光は、共通化され各国で配備された。[1]
陽光は全評価+1、初期AR12という数値を持ち、評価の底上げ及び歩兵の高機動化への第一歩となった。
特に陽光は従来のウォードレスのように、装備のためにはウォードレスダンサーのアイドレスを着用していなければいけないといった制限がなく、歩兵あるいは偵察兵アイドレスで着用することができた。
また、着用状態では歩兵とみなされるという特殊もあった。
続いてエアバイクピケの配備。
イベント80広島侵攻の頃、当時のビギナーズ王国―現在の満天星国―によりエアバイクピケが開発された。[2]
ピケは歩兵あるいは偵察兵アイドレスで騎乗することができ、初期AR+3という特殊を持つ。また、運用コストは0である。
このため、先述のウォードレス・陽光と併せることにより運用コスト0のままに歩兵のARを15まで引き上げることができた。
これにより、作戦地点へのすばやい配置が可能になり、敵部隊を回り込んでの側面からの攻撃・制圧が可能となった。
敵よりも早く挟撃・包囲配置へ展開、サイズの小ささと消音性を生かして隠蔽し、待ち伏せて攻撃することが出来るのだ。
敵部隊への奇襲・囲い込み・弾幕による足止め等、大いに戦闘に貢献した。
ターン13には陽光の後継機、天陽も共通機化され、更なる歩兵性能アップを果たしている。[3]
チップボールによる装甲・火力支援の強化も特筆すべき事項の一つであろう。
チップボールはシーズン2のT14から運用が開始されたI=Dである。[4]
ここよりチップボール設定ページより引用―――
機体概要―――引用終了
わんわん帝國の第4世代支援I=D。歩兵支援用に用途を絞って設計されている重装甲機である。
極低コストで大量量産され、進歩した歩兵と共にあらゆる戦場に姿を見せることとなった。
本I=Dはターン13末、ターン12〜13にかけての戦術変化にあわせて計画・設計されたと言われている。
開発前夜
当時航空I=D全盛時代にあって、陸戦戦力は軽視される傾向にあったが、暁の円卓藩国をはじめとした歩兵国が高ARに頼らず、集団運用によって攻撃力を確保する新戦術を開発したため、この変化にあわせる形で、名機ダンボールをベースに開発が開始されたのである。。
なお、チップボールは共通化され、帝國各国で配備されている。
チップボールの主な運用方法は下記の2パターンである。
1.盾を装備したチップボールを歩兵の前に配置。装甲支援を行う。
2.歩兵の火力支援を行う。
盾を装備するかしないかによって初期ARを調整することができるため、盾を装備しないチップボールとウォードレス及びエアバイクピケを装備した歩兵を組み合わせ、最大AR13の高機動編成を行うことも可能である。
この場合、チップボールは火力支援を行うこととなるが、盾がなくとも元々の耐久力が高いため、盾としての役目も果たすことも可能である。
ちなみに混成部隊ではなく、ウォードレス及びエアバイクピケを装備した歩兵部隊と、チップボールの部隊を別々の部隊として編成した場合は運用柔軟性が大幅に増大するが、部隊バンドにおいてはチップボール側の通信機能が弱いため、難があるとされる。
このためか、最初から混成部隊として編成するか、あるいはチップボール単体での部隊編成の形式がとられることが多い。
チップボールは研究はされているものの運用開始からまだ間がなく、これからの戦術開発に期待が寄せられている。
また、今までは医療行為で歩兵のAR回復行っていたため歩兵は薬物依存の脅威に常にさらされていた。
しかしチップボールを装備することによってAR回復を整備で行うこととなり、チップボール部隊での薬物依存になる可能性はほぼゼロとなる。[5]
これらの新装備に加え、基本装備である銃火器類も時間の経過とともに進歩しており、より性能が高く、信頼性・可用性の増した装備が配備されている。
特にウォードレスの着用により、歩兵が携帯するのが困難であった12.7mm重機関銃の装備が可能になったことにより、歩兵の攻撃力は大幅に増強された。
戦術面としてもI=Dとの共同作戦や空爆で出来た制圧地帯への進出、先述したエアバイクでの機動戦などの新しい戦術が取られてきている。
そもそもにして歩兵にもとめられる能力は火力・装甲といった単純戦力ではなく、身軽さ・サイズの小ささといった汎用途目的の能力要請が高まってきている。
基本的な火力はI=Dなど他に任せ、面制圧を行うのが歩兵の主な任務となってきているのである。
ここで面制圧について簡単に説明する。
たとえば、何も考えずに敵陣地に攻撃をかけた場合、当然ながら敵の反撃にあう。
しかし敵の陣地に無差別に銃弾がばら撒かれている状態であったならどうだろうか。敵は反撃を行うどころではなく、防御に専念することだろう。
防御に専念している間、敵は戦力的に無効化されているといえる。
この状態を軍事的には「制圧」と呼ぶ。
すなわち面制圧とは、ひたすら弾薬をばら撒き相手を行動不能にし、戦力的に無効化することなのである。
弾薬により敵に直接的な被害を与えられずとも、行動不能に陥らせることができればその間に攻撃担当部隊を配置、制圧射撃終了のタイミング、あるいは制圧射撃を行った状態で攻撃を行えば相手の反撃を受けることなく攻略が可能となるのである。
面制圧兵器というとクラスター爆弾、核が思い浮かぶ方もいるかもしれないが、それらによる制圧は被害が甚大でかつ、一瞬で行われる。
作戦地域が市街地である場合、その被害は深刻となる。特に、核であればその後何百年といった単位での汚染の危険性がある。
市街地への被害拡大や核汚染を避け、かつ狙ったタイミング・範囲で持続的に面制圧を行うには歩兵による面制圧が最も効率的なのである。
特に、市街地での被害を抑えることは重要で、軍人でない一般市民への被害を極小におさえることができた。
また戦闘後の復旧作業も格段に安く上げることが出来、これはいろいろな人を喜ばせたことを付記しておく。
このような変化を受け、歩兵の出番が改めて重要視され、宰相府主導でその装備の再検討や共通化、戦術研究が行われていったのである。
もちろんその際、兵器の設計図等の機密情報は流出することのないように厳重に管理された。
# 注釈など
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# [3に戻る] 天陽資料
# ○tendice:新アイドレス性能開示(EV99、100用)(修正4) ⇒
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# [4に戻る] チップボール資料
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# ○チップボール設定詳細 ⇒
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# [5に戻る] 戦場においては興奮剤が与えられることもあるため、まったくのゼロとはいえない。