歩兵の主な任務はこれまでに提示したとおり、携行武器による戦闘である。
しかし、時としてその威力は戦場ではなく自国や連合国の国境で、市街地で発揮された。
情勢悪化が目に見えて増えるにつれ、歩兵が暴徒鎮圧、犯罪取り締まりなどの作戦行動をとるようになったのである。
この傾向はアイドレスシーズン2開始時より顕著になった。シーズン2においてフィクショノートのみならず、藩国民全体の行動が重要なファクターとして位置づけられたことが大きな要因であろう。
分割なしで戦闘可能、複数回出撃可能といった条件を満たした歩兵部隊でしか治安維持活動にはあたれなかった。
このため、ターンごとに出向する先にあわせて編成したメイン部隊と、治安維持活動用の部隊の2部隊を持つかあるいは1部隊で二つの役割をかねるかで各国の首脳陣は頭を悩ませた。
戦闘で活躍しなくては国民の士気は落ち、かといって治安維持部隊がなければ国内の活動家や犯罪者たちが活性化し、国が荒れた。
治安については交番や警察署の建設、警官アイドレスを着用した犬士の施設配置である程度保つことはできたが、暴徒が発生した場合はこれらではどうしようもなく、歩兵部隊が派遣され鎮圧に当たった。