トライアスロンとは、スイム(遠泳)、バイク(自転車)、ラン(マラソン)の三種目を組み合わせた総合運動競技です。
スイム、バイク、ランの順で、基本的に同一人物が連続して行いますが、リレー競技も存在します。
コースは総距離で分類され、大きく5〜6のタイプに別れます。
名称 |
総距離 |
ミニ |
22.6km |
スプリント |
25.75km |
ショート |
51.5km |
ミドル・ハーフ |
113km〜 |
ロング |
180km〜 |
このうち、鍋の国ではショートの四分の一の距離であるスーパースプリント、ショート、そしてロングに分類されるアイアンマンのレースが開催されます。
もともとトライアスロンはアメリカの海兵隊員たちが「マラソン、遠泳、サイクルロードレースのどれが最も過酷か」と議論し、競技特性の違いから比較しようがないということで「この際まとめてやってみよう」と考え出された競技です。
屈強な海兵隊員たちらしい、マッシブな考え方といえるでしょう。
最初に行われたハワイでのトライアスロンレースは競技制限時間が17時間にわたる過酷なもので、鉄人レースとして知られています。
その後、3種目のレース距離を短くしたショート・ディスタンスのレースが増え、オリンピックでのトライアスロンが正式種目となる際にこの距離が採用されたことからショートはオリンピック・ディスタンスとも呼ばれるようになりました。
ルールは非常に厳しく、ストップストリーム(前を走行しているバイク・ランナーの後ろで空気抵抗を低下を狙うこと)が禁止されています。
また、パンクやメカトラブルは自分で対応・処置しなければなりません。
このように非常に厳しい内容となっており、まさしく自分との戦いといえる競技となっています。
ただしレース中の怪我や不慮の事故の際に完走に執着するあまり第三者の手を拒否するのはご法度。
競技は厳しく、しかし安全に楽しみましょう!